2019年3月24日 大溝 貫之

 長い年月にわたり、土地ごとの気候や動物、植物、土壌などの環境に影響を受けつつ生活することにより、人々は、それぞれ特徴のある風土と文化を育んでいます。

 交流会に参加する皆さんは、この地域特性や文化的背景を、事前にいろいろな資料・文献を手助けに、真剣に学習することで、その土地の持つ特徴を想像してみることが大切です。

 次に、調査研究により気付いた長所を伸ばし、短所を克服し、逆に利用するする企画を考えてもらいたいのです。地元の人にとっては、当たり前に存在するありきたりのものだと映っていたものが、初めて目にする人からすると実は美しいものであったり、少し角度を変えて見てみると、ずっと良いものに変化する切掛けとなるアイディアを絞り出すことが、事前準備の醍醐味だと思います。

 皆さんがその場所に足を踏み入れ、土地の空気を吸い、地元の方々と語り合った折りに、それまでの想像とは全く違うことに驚くことでしょう。事実を受け入れ、素直に修正を加えることが何より大切です。

 何より大事にしてもらいたいことは、正しく評価することです。

 英語には、evaluation(エバリュエーション)とassessment(アセスメント)という2種類の評価を現す単語があります。前者は、value(バリュー) つまり利益があるかどうかで判断するのに対し、assessment(アセスメント)は、ラテン語源の言葉で「隣に座る」と意味を持っています。

 人をおもんばかり、寄り添い相手を評価するという意味です。

 企画案を考える場合に、どちらも、大切に扱ってほしいものですが、もちろん優先してもらいたい言葉はassessment(アセスメント)の方です。

 知恵を出し合って考えたアイディアの一つ一つを尊重あい、仲間ともっと良いものにしようと奮闘する時間を共有すれば、皆さんは変えることができるし、変わることもできると信じています。